H15.9月お役立ち

今回のテーマは…

パソコンリサイクル開始でクローズアップ「HDDのデータ消去」
環境庁がガソリン増税検討




パソコンのデータ、消したつもり…で、消えてない??

皆さんもご存じかとは思いますが、いよいよ10月1日から個人のパソコンも「指定再資源化製品」となります。 平成15年9月以前に購入されたパソコン(リサイクルマークなし)を廃棄する場合には3,000円〜7,000円のリサイクル費用がかかります。
ちなみに、回収は日本郵政公社と提携し、@消費者が各メーカーに申し込み、Aゆうパックラベルを作成、B消費者がパソコン適宜梱包し、ゆうパックラベルを貼付、C消費者が郵便局に集荷依頼するか窓口に持ち込む、というしくみになるようです。
さて、パソコンをリサイクルする際に気を付けなければいけない点があります。
それは「ハードディスク(HDD)のデータ消去」です。
パソコンの利用頻度が高まり、知らない内に大切な個人情報や企業情報を保有している場合もあるのではないでしょうか?
「ちゃんと削除したから大丈夫!」
はたして本当に大丈夫・・・????
実は、HDDに記録されたデータは、ゴミ箱に入れて削除したり、HDDをフォーマット(初期化)しても、データを管理する「ファイル情報」を無効にしているにすぎないのです。「ファイル情報」は、住所録や目次のようなもので、これがなくなるとデータは消え去ったかのように見えますが、実際は別の情報が上書きされるまで消えません。
よって、専用の特殊なソフトウェアを使用すると、データの読み出しが出来てしまいます。
市販の「HDDデータ消去ソフト」を使用したり、業者にデータ消去を委託すると、データの漏洩は防げるようです。
 
不要になったパソコン、第三者へ譲り渡すときは注意が必要です!
関連サイト:
 JEITA(社団法人 電子情報技術産業協会)
 「パソコンの廃棄・譲渡時のハードディスク上のデータ消去に関するご注意」



新税、「環境税」 導入されるか・・・?

地球温暖化につながる二酸化炭素(CO2)の排出を削減するため、環境省が「環境税」の導入を検討している。
「環境税」とは・・・?
石油や石炭などの化石燃料に含まれる炭素量に応じてかけられる税。化石燃料には既に、石油税や揮発油税が課税されているが、環境税はこれに上乗せしてガソリン1リットル当たり2円程度を課税、税収をすべて温暖化対策に充てる目的。
新税導入の検討理由として、地球温暖化防止を目指す京都議定書で、日本が温室効果ガスの排出量を2012年までに90年比で6%削減する義務を負っているため。
 
新たな税をかけて、化石燃料の消費抑制に弾みをつける狙い。
しかし、政府内では「(CO2削減という)政策目的が達成されるほど、税収が減るという矛盾がある。税よりも課徴金の性格に近い」
財務省主税局幹部では「価格の上乗せでCO2の排出削減という政策目的を達成できるかの政策効果が不透明。」などの反対意見も多く出ているようです。
中には「自由になる財源が欲しいという動機だろう」と、冷ややかな意見も…。
なんでもかんでも、税収で解決しようとするような感じがして止まない最近のニッポン。
その税金はちゃんと生きているのか!? と、かなり不安になってしまいますが、CO2の削減などの環境問題は、我々ひとりひとりがまず気を付けていかなければいけない部分だとおもいます。
エアコンの設定温度は1度あげる! 無駄なアイドリングはストップ!
それって、地球にも、お財布にも優しいことですよねっ!?


参考資料: ■エヌピー通信社発行「納税通信」
               第2783号
■Business Data 通巻第223号