16.11月更新 所長の部屋 

“光陰矢のごとし”と申しますが速いもので今年も後二ヶ月となりました。皆様の経営状況は如何でしょうか。年頭に計画された経営目標は達成出来ているでしょうか。さぁ、今年の締めをこの二ヶ月で完全なものにいたしましょう。

 今回は当事務所25周年記念行事を計画実行しました時のいろんな気づき点を招待する側、される側の側面からお話ししましょう。

 その前に、まずは...

 田中会計事務所創立25周年祝賀会には公私ともお忙しい中をご来駕賜り、又、お祝いのお言葉やご芳志の数々を頂き誠に有り難うございました。心より御礼申し上げますと共に感謝の気持ちでいっぱいでございます。
招待する側、される側の気づき点
招待する側
イ、 準備に対して入念に話し合うこと。まず、お客様に来て頂くにはどのように配慮すべきか検討する。それを踏まえて予算の立案に入る。

ロ、 案内文書は失礼にならないように文書事例や日頃受領する招待状を参考に作成する。又、必ず上司の決裁を受けることが必要です。

ハ、 封筒、切手の選択も大事なことです。料金別納・後納で出すのは失礼にならないか、郵便局にはお祝い事用の切手があるのですから。又、郵送のタイミングをかんがえなければなりません。速からず、遅からず・・です。

ニ、 会場の設営は係の方と打ち合わせしているか。
引き出物の中身、その袋の大きさ、当日の配置に問題はないか。

ホ、 祝賀会の時間は長くないか、その適正時間を検討する。

ヘ、 今回の祝賀会の出し物に問題はないか。

ト、 当日の受付は万全か。席までの案内は大丈夫か。チェックは間違いないか。

チ、  料理、お飲物に不足はないか。接待はどのように運ぶか。

リ、 ご来賓の方々に事前の打合せをしたか。

ヌ、 キャンセルがあった場合はどのように対処するか。

ル、 配席に失礼はないか。

ヲ、 お祝いをいただいた方々にどのようにお返しをするか。

フ、 後日のお礼状は準備できているか。

カ、 スナップ写真はどうするか。写真班を準備するか。
   

当事務所は一年も前から周年記念委員会を開設し、そのいろいろな計画の中から最適な周年記念になるよう検討し、お客様のご意見も取り組みさらに練り直しました。終わってからのお客様の反応はいかばかりであったことでしょう。辛口の批評が欲しいところです。一番苦労したことはやはり配席でした。その途中途中でキャンセルや代理出席等々のたび毎に名札・配席図の作り直しを余儀なくされました。これだけの気配りの中にもまだまだ100%完璧なところまではいかず、反省点もたくさん出てきました。この反省点を必ずや次回に活かしたいと思っております。そのためには反省材料を書き留めておくことがもっとも大事なことと思います。

招待される側
イ、 案内状を出してから、委員会担当者はその返事を待っています。
 ・すぐに出す方
 ・期限ぎりぎりで出す方
 ・遅れて出して間に合うかを言う方
 ・何の返事も出さない方
さまざまです。私たちは勉強になりました。案内が来たら速やかに出そうと・・・

ロ、 出席すると言ってから、キャンセルが少しありました。その理由が、
 ・知り合いが欠席するから
 ・突然、会議の知らせがきたから
 ・先週雨で流れたゴルフがその日になったから
 ・別の他の招待がきたから
これもさまざまでした。私たちは気持ちよく対応しました。『決してご無理なさらないように』って。

ハ、 当日、何の連絡もなく欠席の方がありました。やむを得ない状況は理解できますが、早めの連絡が欲しいところです。中には日にちを一週間、間違っておられた方もありました。我々が再度の事前連絡をすればよかったかな?って、思いました。

私は十数年前からロータリーに入会しておりますがいろんな招待を受ける側になったり、ご案内を出すお世話役になったりすることがあります。常に考えることはこの招待(又はご案内)の中心は何かを考えて行動しております。お世話役のご苦労(又は招待される側の気持ち)にいち早く答えてやらなければなりません。相手の立場で考えるところをいつの間にか自分を中心に考えていることに大いに反省しなければなりません。企業のトップにいる私達は常に考えなければならないことだと思いますがいかがでしょうか。

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