平成 18年 3月更新 | 所長の部屋 |
弥生三月、随分と春めいてまいりました。この季節何といっても皆さんの確定申告、もうお済でしょうか。昨年一年の成績発表はいかがでしたか。それを踏まえて今年の課題に挑戦していきましょう。 さて、今月は長崎でおなじみのブライアン・バークガフニさんが出版されました『華の長崎』をご紹介いたしましょう。 |
『 華 の 長 崎 』 また、多く残る絵はがきから、かって長崎には外国資本のホテルが数多く存在したことや、当時の欧米の人々の『憧れの町』だったことがはっきりと浮き彫りにされている。 |
=現代を覆う利己主義にため息= 歌手のさだ まさしさんは氏との対談の中で、 ―― さだ まさしの日本が聞こえるから抜粋――
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さだ さんの現代の日本を痛烈に批判され憂えている気持ちがよくわかります。正月一月から話題独占のホリエモン、若くて現代の英雄、寵児と祭り上げられた彼が今や逮捕・起訴という奈落の底。ある財界の長は彼をこのように評価した。『彼は企業を立ち上げたその志は間違っていなかった。しかし、だんだんとその志が大きな野心に変わっていった。志と野心を履き違えて進んでいく彼は哀れであった。』・・と。 野心とは、人に馴れ服さないで、ともすれば害しようとする心、身分不相応の大きな望み・非望を企てる心なのです。 志とは社会に相応しい、享受できる親切な心をもって前に進もうとする意向、意志なのです。 もっと簡単な言葉で表すと、“志は世のため人のため、野心は私利私欲のため、自分のため”なのですね。最近の若者の会話の中で、『うちの社長はとっても野心を抱いている人です。』『私の彼は野心家ですよ。』と英雄視、自慢している輩がいる。嘆かわしいことです。 |
みなさん、ブライアン・バークガフニ氏の『華の長崎』の本を読まれてみてはいかがでしょう。そして、今の日本を・長崎をもう一度検証しようではありませんか。 |
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