所長の部屋 平成21年 1月元旦 |
新年明けましておめでとうございます。 |
牛 のっそりと牛がやって来た 偉いものだ 衆生のために我が身を捨てるとは・・ |
今年の干支は己丑(つちのと・うし)です。 久し振りにこの年を干支から占ってみましょう。 その前に60年前の己丑年にはどういうことが起きていたかを 検証してみます。 |
01./23
総選挙――― |
干の己は | 物が形を曲げて縮まり蔵(かく)れた象で、外物に対して内なる自身すなわち「おのれ」を表し、おのれは他に対して屈曲し、悪がたまりになり、乱れやすいから、これの筋を通して紀律してゆくべきことを表したもののようです。 |
前年の戊は茂るで、しげることであり、それは紛糾と衰退を意味するから、よろしく剪定賦活せねばならないようで、己はその後を承けて筋道をはっきり通すことです。 |
これに反して利己的に悪がたまりすると、敗を招くことは必定で、特に為政者はこの己の一字に蒙を啓(ひら)かねばならないのです。 |
支の丑は | 今まで曲がっておったものを伸ばすというころから、「始める」「結ぶ」「掴む」という意味を持っています。前年の子(ね)は増えるという意味で、 |
政局で言えば、やれポスト麻生だ、やれポストXXだというようなことで、いろいろの人物が出たようですが、亥や子の年に発生してきたいろいろの問題が作用、組織・活動を始める、前二年間に内在し、発生していた問題が次第に活発な行動に移る、それをよい意味で政策を着々遂行していかなければならないという年なのです。 |
それがよい方に進むと、在来の権力・政治に対して好ましい革新勢力が結成され、新しく行動を始めるということになりますが、 |
悪い方に進むと、革命勢力・破壊勢力が結束して活発な行動を始めるということになり、まことに物騒な年になるということなのです。 |
さて、歴史は繰り返すとか申します。 60年前の1949年の初頭から政治も経済も世情も破壊から始まったようです。今年もまた政情不安・経済不安を抱えたまま新年を迎えました。 こんな時こそ私たちはこの一年を紀律正しく、筋道を通して生きていかなければなりません。それが自分を守る唯一の手立てではないでしょうか。 今年も明るく楽しくおおらかに、元気に過ごしましょう。 |
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