長崎税法研究会を代表いたしまして 謹んで お別れの言葉を 述べさせていただきます
先生の急逝の知らせに 私たち税法研究会一同は 一様に驚愕の体であり 未だこの事実を 受け入れることができません
今 ここに集いし教え子 同胞 仲間は このような『お別れ会』ではなく 先生の あの元気な姿での講義を 拝聴しようと 先生のご登壇を 今や遅しと 待っている 私たちです このような私たちを・・・ 太田先生 天国の彼方から わかって頂けるでしょうか
思えば 平成四年より今日まで 会計人として租税に関する研究と実務において その半生を 捧げてこられた太田先生を囲んで 私たちは租税全般の ご指導を賜りました
特に実務面では 私たちが 不得手としている諸問題に対し 公正な立場から 租税正義の 実現を図るという 公共的使命や 税理士の果たすべき役割を 的確に 迅速に 理論的にご指導いただいたこと そして講義終了後の居酒屋でのひととき このひとときの中に 数々のヒントや 事例・判例が 飛び交い それが希望の光として融合し 私たちは力強い勇気をいただきました 太田先生 本当にありがとうございました
まだまだこれからも 先生の下で 勉強したかった私たちでございます
誠に心残りであり 辛く悲しいお別れでございますが この上は 先生の租税教育・租税全般に対する情熱とそして気迫を・・・私たちは先生のそのご遺志を受け継ぎ 九州合同税務会計の皆様と共に 発展させることを お誓い申し上げ 御霊の安らかならんことを祈り 生前のご指導に対し 深い感謝の心を捧げ 弔辞といたします
平成二十一年二月六日
長崎税法研究会
田中 紀男
|