平成18年1月 四字熟語 |
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意 味 |
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A |
人として、また、臣下として行わなければならない大きな道理と本分。
ある行動を起こすための、正当な理由。 |
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本分とは… (1)その人が本来尽くすべきつとめ・義務。
(2)人やものに本来そなわっている性質。<大辞林 第二版 (三省堂)> |
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構 成 |
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「大義」は、大きな道理。
「名分」は、身分などに伴う本分。 |
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用 例 |
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A
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従来の行きがかりを捨て、勤王の士を重く用い、大義名分を明らかにすることによって、時代の暗礁をを乗り切ろうとしている。
<島崎藤村 『夜明け前』>
すべて、仕事には、大義名分が立たなきゃ、勝っても、勝った方が負けとなるんだよ。
<黒島伝治 『武装せる市街』> |
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用 法 |
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「大義名分が立たない」
などの形で、行動の理由づけがないという意味で用いられることが多い。
※「名分」を「明分」と書くのは、誤り。 |
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