15.9月更新 四 字 熟 語 |
はてんこうかい これまで誰もしたことがないことをやり遂げること。 |
「天荒」は、まだ開かれていない荒れた地、またそのような混沌(こんとん)とした状態であること。「解」は、中国の科挙制度で、地方の選抜試験に合格し、中央の進士科の試験を受けることができる者のこと。唐の時代、荊州では毎年進士科を中央に推挙していたものの、一人として合格者が出なかったので、荊州は「天荒」と呼ばれていた。そこに劉蛻(りゅうぜい)という者が荊州からの初めての合格者となったので人々は驚き、「破天荒解」と称されたという故事から。 |
荊州毎歳挙人を解送するも多く名を成さず。号して天荒解と曰う。劉蛻舎人、荊解を以て及第し、天荒を破ると為す 北夢瑣言(ほくぼうさげん)による |
類 : 前人未踏、前代未聞 |