15.3月更新
いちようらいふく
寒い冬が終わり、暖かい春がくること。
また、易で、
苦難の時期が過ぎて、運が向いてくること。
「
復
」は、易で陰暦十一月、または冬至のこと。冬至で陰気が最大になり、以後は「
陽
」に返るということから。
「冬来たりなば春遠からじ」
と同義。
歌舞伎では毎年十一月に顔見世興行を行ったので、しばしば顔見世狂言のせりふに出てくる。
不況を脱して、今年こそ
一陽来復
といきたいものだ。
出 典
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『易経』 復 ・ 本義